ニキビ治療にはグラインダー治療というのがあります。
グラインダー治療とは、皮膚にデコボコのニキビ跡が残ってしまったときに効果的な治療方法です。
電動式のグラインダーという機器を使用して、皮膚表面の凸凹を全体的に薄く削り取り肌を滑らかにします。
グラインダーで削るって……金属や石じゃあるまいし……と突っ込まないでください。グラインダー法は、工務店じゃなく美容外科で行っている治療法なのです。
こんな人はグラインダー治療が受けられません
さて、このグラインダー治療、ニキビが完治していない状態では受けられません。
凹凸の状態によって複数回繰り返して治療を行うこともあり、その場合、通常3~6ヵ月くらい間隔をあけて治療を行っていきます。
またグラインダーで削れる深さには限りがあり、大きく目立つ毛穴や凹の傷が深い場合など、削り取ることが出来なかったり削るとかえって跡が残ってしまう場合もあります。
治療後の状態とは
治療後は、肌が擦りむいたような状態になるので1週間くらい軟膏を塗りガーゼを当てておきます。その後、瘡蓋(かさぶた)になって、それが剥がれると赤みがかった皮膚が出てきます。そして、徐々に赤みが引き2~3ヵ月で普通の肌の色に戻ってきます。
この期間はグラインダーによって削った深さにもよりますが、色素沈着がほぼ起こります。なので、色素沈着を少なくするためにも日焼け、紫外線対策や外部からの肌への刺激を少なくする対策がとても重要です。
病院によってはメラニンの生成を抑える軟膏などを処方してくれることもありますので、医師の指示に従い正しく使用しましょう。
治療後の注意点
瘡蓋(かさぶた)になったものを無理に剥がしたり、傷口が気になるからと言って手で触れたりすると色素沈着がひどくなったり、傷を悪化させる原因となるので注意してください。
食事もバランスの良く、なるべくたくさんのビタミンを摂取する食生活が好ましいと言えます。